【画像】歴代の幕内外国人力士を番付順に紹介する[龍皇(西前頭8枚目)]< 7 >
龍皇(りゅうおう)は、モンゴル出身の元大相撲力士で、宮城野部屋に所属していた。彼は1999年に日本に来日し、2000年に初土俵を踏むと、順調に出世を果たし、2006年には西幕下3枚目で勝ち越し、2007年には新十両に昇進。その後、同年5月場所で新入幕を果たし、10勝5敗の成績を収めるも、以降は成績が振るわず、何度か十両に陥落した。最終的には2013年に現役を引退し、アメリカに移住して英語を学ぶ意向を示した。
引退後は、白鵬のマネージャーとして活動しつつ、宮城野部屋のコーチも務めている。また、2023年には「ちゃんこDining龍」を開店した。取り口は突き押しを得意としており、モンゴル出身力士の中では珍しいスタイルだった。
龍皇は、白鵬の横綱土俵入りで露払いを務めるなど、白鵬との関係が深く、私生活でも仲が良かった。二人は誕生日も同じで、共にパーティーを開くこともあった。白鵬は龍皇を「恩人」と称し、彼がいなければ横綱になれなかったと感謝の意を示している。引退後の断髪式では、白鵬が涙を流しながら龍皇への感謝をの存在が自身にとってどれほど大切だったかを強調した。
また、2010年には、白鵬の付け人としての行動が問題視され、日本相撲協会から厳重注意を受ける一幕もあったが、龍皇は反省の意を示した。彼の相撲人生は、仲間との絆や成長の物語でもあった。
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