【ほっこり】日本昔ばなし[現代ばなし編#10](桃太郎)





【昔話あらすじ】


おばあさんが川から拾った桃を切ろうとしたら、桃が自然に割れて中から男の子が飛び出してきた。桃太郎と名付けられた男の子は見る間にすくすく育ったが、一言も口をきかなかった。

しかしある日突然「鬼退治に行く」と言い、きびだんごを持って鬼退治に出かけた。

道中に犬と猿と雉を家来にした桃太郎は鬼の住む鬼ヶ島に上陸し、酒盛りしていた鬼どもを奇襲攻撃し、桃太郎の怪力と石頭、家来のかみつき、ひっかき、つつき攻撃により見事に鬼を退治し、村からうばった宝をとりもどした。


【現代話あらすじ】タイトル:桃太郎、ネットの鬼退治に行く!

ある日、おばあさんが川で流れてきた桃を見つけて、「お、これは美味しそう!」と拾い上げた。家に帰ってその桃を切ろうとした瞬間、なんと桃がパカッと割れて、中から男の子が飛び出してきた!驚いたおばあさんは「桃太郎って名前にしよう!」と名付けた。

桃太郎は見る間にすくすく育ったけど、なんと一言も口をきかなかった。おばあさんは「この子、何を考えてるのかしら?」と心配していたが、桃太郎はいつもスマホをいじっているだけ。SNSで「#桃太郎成長日記」とかつぶやいて、フォロワーを増やしていた。


ある日、突然桃太郎が「ネットの鬼退治に行く!」と宣言。おばあさんは「え、今時ネットの鬼退治?YouTubeの企画?」と驚いたけど、桃太郎は「きびだんごを持って行くから大丈夫!」と、意気揚々と出発した。

道中、桃太郎は犬、猿、雉を仲間にすることに。犬は「俺、インスタでフォロワー増やしたいから手伝うよ!」、猿は「俺も動画撮りたいから行く!」、雉は「空から撮影するぜ!」と、みんなノリノリ。桃太郎は「じゃあ、ネットの鬼がいるところに向かおう!」と、みんなでネットの世界へ向かった。

ネットの鬼たちは、悪質なコメントやスパムメールを送りつけて、みんなを困らせていた。桃太郎は「これがチャンスだ!」と、仲間たちと一緒に奇襲攻撃を仕掛けた。桃太郎の怪力で悪質なコメントを一発で消し去り、犬はかみつき、猿はひっかき、雉はつつき攻撃でネットの鬼たちを翻弄。まるでアクション映画のような展開に、鬼たちは「何だこの連携は!?」と驚くばかり。

見事にネットの鬼を退治した桃太郎たちは、村から奪われた平和を取り戻し、SNSで「#ネットの鬼退治成功」と投稿。村人たちは「桃太郎、最高!」と拍手喝采。桃太郎は「これからもネットの鬼が出たら、俺たちが行くから!」と宣言し、仲間たちと一緒に帰路についた。

こうして、桃太郎は現代のヒーローとして名を馳せ、SNSでのフォロワーも増え続けた。おばあさんは「やっぱり桃太郎はすごい子だわ!」と誇らしげに言い、村は平和に暮らすことができたのだった。