日本昔ばなし


【ほっこり】日本昔ばなし[現代ばなし編#13](雪女)




【昔話あらすじ】
寒い北国に茂作と己之吉(みのきち)という猟師の親子がいた。
猟の途中に雪が吹雪いてきて、二人は山小屋で夜を明かすことになった。二人が寝ていると、吹雪とともに女の人が小屋に入ってきて、茂作に白い息を吹きかけた。すると茂作の体はどんどん凍り付いてしまった。次に女は己之吉の所に行くと、お前はまだ若いから命だけは助けてやるが、今日のことは誰にも言ってはいけないという。
一人ものになってしまった己之吉の元にある雪の夜、一人の女が一晩の宿を求めてきた。女はお雪といい、己之吉はすっかりお雪が気に入ってしまい、嫁にとり一緒に暮らし始めた。
ある吹雪の夜、己之吉は酒によって、お雪に茂作がなくなった夜のことを話してしまった。己之吉は「あのときの女はおまえにそっくりじゃったな」と言うと、お雪は自分がその雪女だと告白し、喋られたからにはもうここにはいられないと言って姿を消してしまった。

【現代話あらすじ】タイトル:雪女と旦那のドタバタ生活

寒い北国に、茂作と己之吉という猟師の親子が住んでいた。ある日、二人は猟に出かけたが、突然の吹雪に見舞われ、仕方なく山小屋で一夜を過ごすことに。小屋のが寝ていると、ドアがバンッと開いて、雪女が登場!「おい、寒いから入れてくれ!」と、まるで冬のセールにでも来たかのように。

茂作は「え、誰だお前?」と驚くと、雪女は「私、雪女よ。ちょっとあなたに白い息を吹きかけるわ!」と言って、茂作に向かってフーッと息を吹きかけた。すると、茂作の体がどんどん凍り付いていく。「ああ、寒い!これじゃあ、アイスクリームになっちゃう!」と叫ぶ茂作。

次に雪女は己之吉のところに行き、「お前はまだ若いから命だけは助けてやるけど、今日のことは誰にも言うなよ」と言い残して去っていった。己之吉は「なんで俺だけ助かるんだよ!」と不満を漏らすが、雪女はもう姿を消していた。

それからしばらくして、己之吉の元に一人の女が現れた。「私、お雪って言います。宿を求めてきたの」と言う。己之吉は一目でお雪に惚れ込み、「結婚しよう!」と即決。二人は幸せに暮らし始めた。

しかし、ある吹雪の夜、己之吉は酒を飲みすぎて、ついにお雪に「実は、あの夜、茂作が凍っちゃったんだ」と話してしまった。「あのときの女、まさにお前にそっくりだったな」と言うと、お雪は急に真顔になり、「実は私、その雪女なの」と告白。

己之吉は「え、マジで?それなら、俺のことも凍らせるのか?」と焦るが、お雪は「喋られたからにはもうここにはいられない」と言い残し、あっさりと消えてしまった…と思ったら、次の瞬間、彼女は「でも、私は強い雪女になったから、これからはお前が私の言うことを全部聞くのよ!」と再登場。

己之吉は「え、待って!それは聞いてない!」と叫ぶが、お雪は「さあ、まずは掃除から始めましょう!」と命令。己之吉は「え、俺が掃除?!」と驚くが、雪女の強い目に押されて、仕方なく掃除を始める。

その後も、お雪は「今日は料理当番よ!私のために特製の雪見鍋を作って!」と要求。己之吉は「雪見鍋って、ただの鍋じゃん!」と文句を言うが、お雪は「文句言わずにやりなさい!」と一喝。結局、己之吉は毎日お雪の言うことを聞きながら、家事に追われる日々が続く。

ある日、友達が遊びに来て、「お前、雪女と結婚したんだって?大変だな!」と笑うと、己之吉は「いや、実は俺が家事を全部やってるんだ…」と愚痴る。「でも、彼女は強いから、逆らえないんだよ!」と続けると、友達は大笑い。

こうして、己之吉は一生雪女にこき使われる運命に。お雪は「今日は掃除、明日は料理、明後日は買い物!」と次々に命令し、己之吉は「俺の人生、まるで雪だるまみたいだ…」と嘆くのだった。

おしまい!

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【ほっこり】日本昔ばなし[現代ばなし編#12](しっぽの釣り)




【昔話あらすじ】
山に何日も雪が降り続き、食べ物がなくて、腹の空かせた狐が里に降りてきた。
そこでかわうそに出会い、魚をとる方法を教えて貰う。しかしかわうそは狐を騙そうとして嘘を教えることにした。夜中に湖に行き、厚い氷の張ったところにぽっかり穴があいていたら、そこにしっぽを垂らすと大きな魚がかかると教える。
その嘘をすっかり信じた狐は、かわうそに言われたとおり、ものすごく寒い日の夜、氷にはった湖にあいた穴を見つけ、冷たいのを我慢してしっぽを垂らした。
じっとまっているとだんだん湖の氷が凍ってきて狐のしっぽは厚い氷に挟まれてしまった。しかしそれを大きな魚だと勘違いした狐は力一杯引っ張ると、しっぽはちぎれてしまったそうな。


【現代話あらすじ】 ストーリー:狐の逆襲!カモノハシのクチバシが取れちゃった!

ある寒い冬の日、食べ物が全然見つからない腹ペコの狐が、ついに里に降りてきた。そこで出会ったのがカモノハシの「カモちゃん」。カモちゃんは「おい、狐さん!魚を釣りたいなら、俺に任せな!」と言い、嘘の釣り方を教えた。

「夜中に湖に行って、氷の張ったところにぽっかり穴が開いてるのを見つけて、そこにしっぽを垂らすんだ。そうすれば大きな魚がかかるから!」とカモちゃんはニヤリ。狐はすっかり信じて、寒い夜に湖へ向かしっぽを垂らした。

しかし、待てど暮らせど魚はかからず、しっぽが氷に挟まってしまった!狐は必死に引っ張り、なんとかしっぽを救出。これでカモちゃんに仕返しをすることに決めた。

狐はカモちゃんの好きな「タピオカドリンク」を作ることにし、激辛の唐辛子やわさびを混ぜて仕掛けを施した。次の日、カモちゃんはそのドリンクを飲んで「うわっ、何これ!」と叫び、驚きすぎて自分の長いクチバシを押さえた瞬間、なんとそのクチバシが取れちゃった!

狐はその様子を見て大笑い。「これが仕返しだ、カモちゃん!」と叫びながら、満足げに帰っていった。教訓は、「嘘をつくと、仕返しが待っている!」ということ。狐はしっぽを失う寸前で助かったけど、カモちゃんはクチバシを失ってしまったというお話でした。

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【ほっこり】日本昔ばなし[現代ばなし編#11](豆つぶころころ)




【昔話あらすじ】
正直者のお爺さんがかまど(竈)の中に豆を一粒落としてしまった。
爺さんが「一粒の豆でも粗末にできない」と言って竈の中を探すと、ぽっかりと穴が空いて中に落ちてしまった。そこにお地蔵さんがいて、豆は食べてしまったが、そのお礼にと、この先の赤い障子の家で米つきを手伝い、そのまた先の黒い障子の家の天井裏にのぼってニワトリのまねをすると良いことがあると言う。
最初の家はネズミの家だった。ネズミが「ニャーという声、聞きたくないぞ。」と言っていた。

お爺さんは米つきを手伝った。お爺さんはお礼に赤い着物を貰った。次は鬼の家で、金銀を前に鬼たちが博打をしていた。お爺さんがニワトリのまねをすると、鬼たちは朝が来たと勘違いして宝物を残して慌てて逃げ出してしまった。お爺さんは宝物をもって家に帰り、そのことをお婆さんに話した。
するとその話を盗み聞きしていた隣の欲張り婆さんは、自分たちも同じように着物や財宝をもらおうとして、このことを爺さんに話した。欲張り爺さんは、早速ざるにたくさんの豆を入れてお爺さんの家にやって来ると、竈の中へそれをぶちまけ穴の中へ飛び込んだ。そしてお地蔵さんに教わったとおりネズミの家へ行くと、猫のまねをしてネズミを脅かして宝物をとってやろうと思ったが、怒ったネズミたちは欲張り爺さんを杵で突いて追い返した。
欲張り爺さんはあわてて逃げ出して鬼の家に行ったが、鬼が怖かったため間違って「一番どり~、二番どり~」と叫んでしまい、怒った鬼たちによって谷底へ蹴飛ばされてしまった。


【現代話あらすじ】タイトル:正直者のおじいさんとじいさんのドタバタ大冒険

ある日、正直者のおじいさんがキッチンで料理をしていたんだ。すると、なんと一粒の豆をかまどの中に落としてしまった!おじいさんは「一粒の豆でも粗末にできない」と言って、かまどの中を探し始めたんだけど、なんとそこにはぽっかりと穴が開いていて、豆はどこかに消えちゃった。

その穴の中には、なんとお地蔵さんがいた!お地蔵さんは「豆は食べちゃったけど、代わりにお礼を言うよ。まずは、近くのカフェで米つきを手伝って、その後、ゲームセンターでニワトリの真似をすると、いいことがあるよ」と教えてくれた。

おじいさんは「よし、行ってみよう!」と意気揚々と出発。最初に着いたのは、今風のカフェ「レッドカフェ」。おしゃれなインテリアに、インスタ映えするスイーツが並んでいる。おじいさんは「ここで米つきを手伝ったら、何かもらえるのかな?」と思いながら、店員に声をかけた。

「すみません、米つきのお手伝いをしたいんですが…」

店員は驚いた顔をして、「米つき?今はデジタル時代なんで、米は自動で炊けるんですよ。おじいさん、何かお手伝いしてくれますか?」と聞いてきた。おじいさんは「じゃあ、スイーツの試食係でもやるか!」と、スイーツを頬張りながら、試食イベントを手伝うことに。

おじいさんは、試食したスイーツの感想をSNSに投稿し、フォロワーが増えたことで、カフェから赤いエプロンをもらった。は「これでおしゃれしてやるぜ!」とウキウキしながら、次の目的地へ向かう。

次は、ゲームセンター「ブラックアーケード」。おじいさんが入ると、若者たちがゲームに夢中になっている。おじいさんは「ここでニワトリの真似をしたら、何かいいことがあるのかな?」と考えた。

おじいさんは、ゲーム機の前で「コケコッコー!」と叫びながら、ニワトリの真似を始めた。すると、周りの若者たちが一斉に振り向いて、「何このおじいさん!面白い!」と笑い出した。おじいさんはそのまま、ニワトリのダンスを披露し始めた。

その様子を見た店員が、「おじいさん、すごい!これ、TikTokにアップしたらバズるかも!」と言って、動画を撮影し始めた。おじいさんは「これがバズったら、何かもらえるのかな?」と期待しながら、さらにノリノリで踊り続けた。

結局、おじいさんはその動画がバズり、フォロワーが増えたことで、ゲームセンターから豪華な景品をもらうことに成功!おじいさんは「やっぱり、正直に生きるって素晴らしいな!」と笑顔で帰宅した。

一方、隣の欲張りおじいさんは、赤いエプロンやゲームセンターの景品を狙って、同じようにカフェに行くことにした。彼は「俺も試食係になって、エプロンをもらってやる!」と意気込んでいたが、カフェでは「試食は一人一品まで」と言われ、あっさり撃沈。

次にゲームセンターに行った欲張りおじいさんは、ニワトリの真似をするも、周りの若者たちに「何このおじいさん、痛い」と笑われてしまった。結局、彼は何も得られず、恥ずかしさに顔を真っ赤にして帰る羽目に。

教訓は、「欲張りは損をする!」ということ。正直者のおじいさんは、SNSでの人気を得て、幸せに暮らし、欲張りおじいさんは反省しながら、次のチャンスを狙うことにしたんだ。おじいさんは「やっぱり、正直が一番だな!」と笑いながら、また豆を育てることにしたんだ。

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【ほっこり】日本昔ばなし[現代ばなし編#10](桃太郎)





【昔話あらすじ】


おばあさんが川から拾った桃を切ろうとしたら、桃が自然に割れて中から男の子が飛び出してきた。桃太郎と名付けられた男の子は見る間にすくすく育ったが、一言も口をきかなかった。

しかしある日突然「鬼退治に行く」と言い、きびだんごを持って鬼退治に出かけた。

道中に犬と猿と雉を家来にした桃太郎は鬼の住む鬼ヶ島に上陸し、酒盛りしていた鬼どもを奇襲攻撃し、桃太郎の怪力と石頭、家来のかみつき、ひっかき、つつき攻撃により見事に鬼を退治し、村からうばった宝をとりもどした。


【現代話あらすじ】タイトル:桃太郎、ネットの鬼退治に行く!

ある日、おばあさんが川で流れてきた桃を見つけて、「お、これは美味しそう!」と拾い上げた。家に帰ってその桃を切ろうとした瞬間、なんと桃がパカッと割れて、中から男の子が飛び出してきた!驚いたおばあさんは「桃太郎って名前にしよう!」と名付けた。

桃太郎は見る間にすくすく育ったけど、なんと一言も口をきかなかった。おばあさんは「この子、何を考えてるのかしら?」と心配していたが、桃太郎はいつもスマホをいじっているだけ。SNSで「#桃太郎成長日記」とかつぶやいて、フォロワーを増やしていた。


ある日、突然桃太郎が「ネットの鬼退治に行く!」と宣言。おばあさんは「え、今時ネットの鬼退治?YouTubeの企画?」と驚いたけど、桃太郎は「きびだんごを持って行くから大丈夫!」と、意気揚々と出発した。

道中、桃太郎は犬、猿、雉を仲間にすることに。犬は「俺、インスタでフォロワー増やしたいから手伝うよ!」、猿は「俺も動画撮りたいから行く!」、雉は「空から撮影するぜ!」と、みんなノリノリ。桃太郎は「じゃあ、ネットの鬼がいるところに向かおう!」と、みんなでネットの世界へ向かった。

ネットの鬼たちは、悪質なコメントやスパムメールを送りつけて、みんなを困らせていた。桃太郎は「これがチャンスだ!」と、仲間たちと一緒に奇襲攻撃を仕掛けた。桃太郎の怪力で悪質なコメントを一発で消し去り、犬はかみつき、猿はひっかき、雉はつつき攻撃でネットの鬼たちを翻弄。まるでアクション映画のような展開に、鬼たちは「何だこの連携は!?」と驚くばかり。

見事にネットの鬼を退治した桃太郎たちは、村から奪われた平和を取り戻し、SNSで「#ネットの鬼退治成功」と投稿。村人たちは「桃太郎、最高!」と拍手喝采。桃太郎は「これからもネットの鬼が出たら、俺たちが行くから!」と宣言し、仲間たちと一緒に帰路についた。

こうして、桃太郎は現代のヒーローとして名を馳せ、SNSでのフォロワーも増え続けた。おばあさんは「やっぱり桃太郎はすごい子だわ!」と誇らしげに言い、村は平和に暮らすことができたのだった。

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【ほっこり】日本昔ばなし[現代ばなし編#9](火男)




【昔話あらすじ】

昔、ある所に、働き者のお爺さんと強欲で怠け者のお婆さんが住んでいました。
ある日、いつものようにお爺さんが山で柴を刈っていると、ほら穴から「柴よこせー、柴よこせー」と声が聞こえてきました。お爺さんが穴に近づくと、持っていた柴がスッと吸い込まれていきました。穴から「もっとよこせ」と声が聞こえるので、人の良いお爺さんは言われるがまま沢山の柴を運びました。そのうち、お爺さんまで穴に吸い込まれました。
穴の中の世界は真っ赤な火の世界で、火の神様から「柴のお礼に」と宝物の入った包みをくれました。家に帰って包みを開けてみると、おかしな顔をした変な男の子が入っていました。お婆さんはプンプン怒りましたが、お爺さんは「火男」と名付けて大切に育てました。
この男の子は、口も聞かずヘソばっかりイジっていたので、とうとうヘソが腫れ上がってしまいました。可哀そうにと思ったお爺さんがキセルでポンと叩いてみると、なんとヘソから一枚の小判がでてきました。小判が出るたびに少しだけヘソは小さくなるので、お爺さんは毎日3回だけヘソを叩きました。
欲張りのお婆さんはお爺さんが不在な時を見計らい、ヘソから千両箱が出そうと巨大キセルで火男を追いかけまわしました。かまどに追い詰められた火男は、火になって火の神様のところへ帰っていきました。それを知って悲しんだお爺さんは、火男のお面を彫ってかまど近くの柱にかけました。
今も、かまどの近くに火男のお面をかけるしきたりはこの地方に残っています。やがては「ひょっとこ」と言い変わって、お祭りなどでも使われるひょっとこの面になったそうです。


【現代話あらすじ】タイトル:ヘソ男とカリスマおじいちゃん

昔々、ある街に、働き者のおじいちゃんと、強欲で怠け者のおばあちゃんが住んでいました。おじいちゃんは毎日、近所の公園で草むしりをしていたけど、おばあちゃんは「もっと楽してお金を稼ぎたい!」と、ネットで副業を探してばかり。

ある日、おじいちゃんが公園で草をむしっていると、近くの木の根元から「草よこせー、草よこせー」と声が聞こえてきました。おじいちゃんが近づくと、持っていた草がスーッと吸い込まれていく。木の中から「もっとよこせ!」と声がするので、おじいちゃんは「まあ、いいか」と言われるがままに草を運び続けました。気がつくと、おじいちゃんまで木の中に吸い込まれてしまった!

木の中は真っ赤な炎の世界で、炎の神様が「草のお礼に」と、宝物の入ったパッケージをくれました。家に帰ってそのパッケージを開けると、なんと中からおかしな顔をした男の子が出てきた!おばあちゃんは「何これ、変な子!」とプンプン怒ったけど、おじいちゃんは「ヘソ男」と名付けて大切に育てることに。

ヘソ男は口を聞かず、いつもヘソばかりいじっていたので、とうとうヘソが腫れ上がってしまった。おじいちゃん痛そうだなと思って、スマホで「ヘソ男 腫れ 治し方」と検索してみると、なんと「ヘソを叩くと小判が出る」と書いてあった!おじいちゃんは「これだ!」と、毎日3回だけヘソを叩くことに。

しかし、欲張りなおばあちゃんは、おじいちゃんが出かけている隙を狙って、ヘソから千両箱が出ると思い込み、巨大なキセルを持ってヘソ男を追いかけ回しました。「お金持ちになれるかも!」と夢見ながら、ヘソ男を捕まえようと必死。ヘソ男は「もう無理!」と叫び、炎になって「炎の神様、助けて!」と叫びながら、火の中へ帰っていった。

おじいちゃんが帰ってきたときには、ヘソ男はもういなかった。悲しんだおじいちゃんは、ヘソ男の代わりに「ヘソ男クッション」を作ることにしました。ふわふわのクッションにヘソ男の顔を描いて、家のソファに置くことにした。「これでヘソ男のことを忘れないぞ」と思いながら。


その後、おばあちゃんは「ヘソ男がいなくなったら、私の副業も終わりだ!」と焦り、SNSで「ヘソ男を探しています!」と投稿。すると、フォロワーたちが「ヘソ男の伝説を作ろう!」と盛り上がり、街中で「ヘソ男クッション祭り」を開催することに。おじいちゃんは「え、そんなことになるの?」と驚きつつも、ヘソ男クッションを抱えて参加。

今では、ヘソ男の伝説はSNSで広まり、地域のお祭りでも「ヘソ男クッションダンス」が流行。おじいちゃんは「ヘソ男のおかげで、みんなが笑顔になれる祭りができた」と、今でもそのクッションを大切にしているという。

こうして、ヘソ男の伝説は現代に受け継がれ、みんなに愛される存在になったのだった。おじいちゃんとおばあちゃんの物語は、今もなお語り継がれている。

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